それは、清潔さと存在感です。

まず、清潔さについてですが、これはもちろん女性にだけ求められるわけではなく、男性にも必要とされる最低限の身だしなみですが、やはり、女性同士の細かいチェックの目が光るだけに、男性に対してより厳しい基準が求められます。

前の日と同じスーツを着ているなどといったことは、いうまでもなく、たとえ違う服を着ていても、ハンカチが同じであったり、ストッキングにほつれがあったり、ブランドものであっても靴が薄汚れていたりしていては、どんなにおしゃれな服装をしていても何の意味もありません。

やはり、相手に不快感を与えないといった低いレベルではなく、もっと高いレベルでの清潔さが要求されているといえるでしょう。

そして、次の存在感です。

女性はお茶くみをしていればいいという時代ではなくなってきましたが、それは、逆に、女性をOLという集合体としてみるのではなく、一人ひとりの能力と個性で判断していくという社会の意思の表れです。

ただ、流行のブランドを着ていればそれで良いという集合体の時代は終わり、むしろそれでは、野暮ったささえ感じさせてしまいます。

私らしさをアピールしながら、会社という枠組みからははみ出ない、そんな存在感ある服装が、今私たち働く女性に求められているのです。