日本人女性にとって和装を着用する事は、オシャレを楽しむ上で大切な事です。かつては日本人女性の普段着として親しまれていましたが、現在では衣装が多様化しているので昔のように着る機会が少なくなっています。和装の魅力は、隙の無い着方である為、凛とした美しさを得られる事です。

現在、着物を着る機会は、結婚式や卒業式や初詣などに限られていますが、ファッション雑誌の特集の影響で徐々に和服が見直されてきています。和装はTPOに合わせて使い分けが出来るように工夫されており、着付けを学べば誰でも着物を自由に着る事が出来るようになります。帯などは産地によって作り方が異なっており、様々な風合いを持っているので、和装特有のコーディネートを楽しむ事が出来ます。和装を着こなせるようになり、古都を散策すれば和の世界が広がります。

着物を購入する際には安易に激安店で購入するのではなく、百貨店の着物コーナーや老舗店で購入する方が良いです。なぜなら、柄や生地の品質が全く違うので、きちんと着物を着たいという場合は品質の良い物を選ぶ事が重要になってきます。祝事でなく、日常生活においても着物を着れば、清々しい気分で毎日を過ごせるでしょう。

ちなみに着物には色々な種類がありますが、一般的に言っている「着物」というのは訪問着を指すことが多いのです。訪問着とは、立派な正装で結婚式にも出席出来れば、お茶会や礼節などにも失礼のない恰好なのです。よりわかりやすく言えば華やかな行事で着用するのはこの訪問着というわけですね。実はこの訪問着ですが、着物は着物でも歴史的には浅い着物になります。というのも明治時代に洋服の”visiting dress”に相応なものとして考案されたからです。ですが着物には流行り廃りがないというものの、何着も持っているという人も今時は少ないと思います。そういう時に便利なのが訪問着のレンタルです。こちらの和楽庵のような老舗着物店でも最近は行っているようですね。こちらで2000枚を超える和装を在庫として持っているそうですので、結婚式が続いてもその都度違う着物が着れていいですよね。